本牧まで撮影に出かけたので、その足で三浦半島の南端の城ヶ島にある馬の背洞門に星空を撮りに行ってみた。GPV気象予報では雲が大変なことになっていたのだけれど、普通に星空が撮れたのでめっけ物だった。
馬の背の洞門は、夏になると19時前後に馬の頭と天の川を一緒に撮る事ができる場所なので、それなりに有名なはずなのですが、どうやって行けばいいのか分からないというなんともはやという場所です。
今回は、行き道では獣道のようなところに迷い込んでしまい、蜘蛛の巣は張っているわ、草木が生い茂っているわ、足元もおぼつかない道に迷い込んでしまってレンズフードとレンズキャップを無くし、なぜか砂浜まで出てしまいました。これで写真の一枚も撮れなければどうしよう、帰り道も嫌すぎると、相当、泣きが入りました。
馬の背の洞門城ヶ島公園併設の城ヶ島公園駐車場は19時以降は締め切られてしまうので、民宿の近くの城ヶ島第一駐車場もしくは第二駐車場に車を停めることになります。正しいアクセス方法は民宿・お食事処港屋新館の裏側にある、かなり見えにくい階段を登って行くと、不親切ながらに約1kmでアクセスできます。
ちなみに照明の類は全くないので、ヘッドライトもしくはマグライト系の照明は必須です。後、階段や坂が急なので荷物は最低限でなければ辛いと思います。蜘蛛の巣ややぶ蚊の苦手な人にはちょっと辛い道のりです。
普段は星空を撮る時は、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使っているのですが今回は星野写真ということもあり、35mm単焦点一本でチャレンジしました。行き道で迷ったということもあり、21時近くに到着したので、馬の頭と天の川は別々に撮る事になってしまいました。
ところで、開放1.4のハイスピードレンズでの星空写真は初めてだったのですが、開放で2段違うだけで星を止めることがこれほど楽なのか、と思い知らされました。絞り2.8の場合は、15秒前後が星が流れない目安になりますが、1段明るいf2.0で、7秒前後、もうf1.4では、1段明るいので2-3秒の露光で済んでしまいます(ISO1600)。ISO800でシャッタースピードを長めにすることも考えられますが、ISO1600は星撮りでは常用感度なので、あえてISO800にこだわる必要もないかなと。
シグマの14mm/1.8 DG HSM、20mm/1.4 DG HSM、24mm/1.4 DG HSMをそれぞれ持っていると捗るんだろうな、、、と思いますが、贅沢は言っているとキリがないですね。
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