ゴソゴソと色々と取り組んでいたのだけれど、久々にsd Quattro HのSFDモードと通常モードで比較したので、こちらにまとめておく。
SFDモード自体は、sd Quattroシリーズだけでなく、dp Quattroシリーズでも使える機能で、7枚のシャッタースピードを1段ずつ変えたファイルをギュッとひとまとめにして、ダイナミックレンジを非常に高めるという撮影モードになる。

マニュアル露出で、シャッタースピードを1/125に設定した場合、明るい方に1/60、1/30、1/15、暗い方に1/250、1/500、1/1000で7回撮影をするので、三脚必須だけれども圧倒的な質感が得られる。

なぜ、今更、SFDモードの検証なのかというと、たまに別ハンドル名で、価格コムのSIGMA板に書き込んでいるのだが、そこで過去の投稿に質問があったので、再検証したら、これまで見逃していたことに気がついたという次第で、そこでの検証結果をまとめなおしてみたという次第。

先に書いた様に、SFDモードでは7枚のRAWファイルのX3Fファイルを1ファイルにまとめたX3Iファイルから現像をしていくことになる。ファイルの構造としてはX3Fファイルが連なっているようなので、後で1枚のX3FファイルだけをSPPを使って取り出す事も可能である。

Summaryタブ、Pixel Perfectタブだけではわかりづらいので、下記にX3IファイルとX3Fファイルの等倍画像もを掲載してみた。

以下に、等倍表示をした時のSFDモードとその中の5枚目を単独で現像した結果を示した。(SPPの現像パラメーターはExposure -0.5, Hilight +1.0, Shadow -1.0, X3 Fill light +0.3,  WB: Fluorescent, Vivid。SFDモードはPhotoshopでトーンカーブで暗部を少し下げてコントラストを強めに調整。)

等倍で確認するとSFDモードでは、撮影した薔薇の質感は非常に細かく描写されている一方、X3Fファイルは一部ベタっとした色塗りのようになってしまっている。

等倍で見なければ、X3Fファイルの方が黒が引き締まっているように見えるので、作品として考えた時にどちらが良いかという話になるのだけれど、個人的には現像の過程で、コントラストはPhotoshopやLightroomにまかせてしまえば良いと思う(ちなみに、SFDモードの写真はPhotoshopでトーンカーブの調整だけしてしまった。)

元々の質問はSFDモードの写真が若干、眠い気がするけれど三脚の微ブレかシャッターブレなのかという内容だった。結論としては、SFDモードでは黒つぶれが(Quattroセンサーの黒のマダラ)が無い分、シャドー方面が柔らかな表現になってしまって、写真としての眠さを感じてしまうということだった。

過去に撮った写真を現像し直して、改めて見なおしてみると新しい発見が出てくるものだと、改めて痛感した。最近は、Nikon D850があまりにも便利過ぎて、そちらの出番ばかりなので、そろそろsd Quattroもきちんと使いたいな、と思いながらゴロゴロしている。